「本学会の設立年は、”東日本大震災”という我が国史上極めて悲しい出来事が起きた年として、深く心に刻み込まれるであろう。現地での救援・復興にあたった者として、知的資産が復旧・復興の源泉である事例を目の当たりにした。資産をほとんど失い被災された方々が歯を食いしばって立ち上がっていく復興の源の一つは間違いなく知的資産であった。奇しくも、知的資産の底力が実証されたのである。しかし、その代償は、尊い多くの人命と生存者の人生であり、筆舌に尽くし難く大きい。本学会には、我が国が東日本大震災や世界同時不況等の危機から豊かな国民生活を取り戻し、更に発展していく原動力となる”智恵”を知的資産経営の研究から発信していくことが大いに期待される。」 平塚 三好 |