知的資産経営WEEK2013
開催趣旨
本年発表された知的財産政策ビジョンにおいても、営業秘密の保護強化や民間企業の知財活用促進が謳われるなど、技術情報等の知的資産の管理、活用の重要性が指摘されており、企業価値の保護、向上に知的資産経営が重要な役割を果たすことを改めて認識させられることとなった。日本企業においては、コスト競争で新興国等の海外企業に対応するのではなく、自社に固有の強みである知的資産に着目し、それぞれの価値の創造と維持を追求した「知的資産経営」を実践することが必須になりつつあると言える。近年、知的資産経営に関する取組は、着実に進歩を続けており、導入期から本格的な成長期に入ってきている。例えば、知的資産経営ポータルに掲載されている知的資産経営報告書は270冊以上、魅力発信レポートWebに掲載されている魅力発信レポートは600冊以上となっていることに加えて、各地において企業支援者・組織による自発的な研究会・勉強会・支援等が見られるようになっている。また、地域金融機関でも知的資産経営の有効性に着目し、取引先企業と共に知的資産経営に取り組み事業改善に繋げる動きも広がりつつある。さらに、一度知的資産経営に取り組んだ企業や支援者がその効果を実感し、報告書の改訂を行ったり、他者にも取り組むように勧めたりするなどの活動も見られるようになっている。今年で8年目を迎える知的資産経営WEEK2013は、知的資産経営に関する取組について、関係者間ネットワークのさらなる発展を目指して開催することとする。具体的には、これまで知的資産経営の有効性を広報してきた、事業改善の対象である中小企業の方々や、知的資産経営報告書の作成支援を直接行っている支援者の方々に加えて、地域金融機関のような中小企業のステークスホルダーであり、地域経済の活性化を担っている方々にも、知的資産経営の有効性を伝えていきたい。また、地域で知的資産経営の支援を行う組織や知的資産経営に取り組む企業のネットワークを形成し、支援成功モデルの全国展開を狙っていきたい。以上のような観点を踏まえ、今年も知的資産に着目した価値創造とその維持、知的資産経営の実現に資する情報開示とそのステークホルダーからの評価、企業統治のあり方、知的資産経営の質の考え方、効果の検証等について、ビジネス・産業界、学界、行政から、事例、各々の果たすべき役割、今後の展望・方向性等を示しながら大いに議論を重ねたい。
経済産業省 知的財産政策室
知的財産政策ビジョン(2013年6月7日知的財産戦略本部)http://www.kantei.go.jp/jp/singi/titeki2/kettei/vision2013.pdf
○11月2日(土)公益社団法人日本技術士会・活用促進委員会主催 「知的資産経営WEEK2013「危機管理対策と営業秘密管理のシナジー効果」― シビアアクシデント対策における技術士の役割 ―」 ■概要: 今までの当シンポジウムでは、産業競争力の強化、中小企業支援という視点から知的資産経営/営業秘密管理における技術士の役割を論じてきました。今年度は視点をかえて、危機管理に代表されるようなシビアアクシデント対策に特化し、営業秘密管理の危機管理分野における重要性を検討してみたいと考えています。代表的な分野として、原子力、食品、ICTの3つの分野を取り上げ、シビアアクシデント対策の重要性と技術士の役割、活用促進について認知していただくことを目的とし、開催します。 ■開催時間: 13時00分?17時00分 ■開催場所: 東京海洋大学・楽水会館(東京都港区港南4-5-7) ■参加定員: 100名程度(参加費無料) ■参加申込方法: http://tizaiweek2013.doorkeeper.jp/events/6348 よりお申し込み下さい。 ○11月22日(金)World Intelectual Capital/AssetsInitiative( WICI)主催 「WICI シンポジウム2013 「伝える」から「わかる」統合報告へ(仮題)」 ■概要: 来る11月22日(金)に、第6回の「WICIシンポジウム2013」を、“競争力向上へ繋げる「統合的思考」の役割:「伝える」から「わかる」統合報告へ(仮題)”を統一テーマとして、大手町フィナンシャルシティー コンフェランス・センターで開催することになりました。 International Integrated Reporting Council(以下 IIRC)による<IR>フレームワーク創設作業も最終段階に入り、企業を含む関係組織の<IR>への関心もいよいよ高まってきております。21世紀に生きるわれわれには、持続可能性(Sustainability)を志向する地球規模の新たな経済モデルの構築が求められています。だからこそ、「財務、環境、社会およびガバナンスの情報を、明快で、簡潔で、首尾一貫し、比較可能な様式により、つまりは『統合された』様式に短くまとめて、一体化する」とともに、「実績だけでなく将来展開も含め組織の全体的な活動に関するものを、これまでのものより包括的で解りやすい情報」として提供できる<IR>をグローバルに定着させることが必要になります。 この間、WICIはIIRCと手を携えて<IR>を実現する準備を進めてきております。そのなかで、IIRCの依頼を受けて、<IR>フレームワークを固めるための準備作業として行われた一連のバックグランド・ペーパーのうち、『連関性(Connectivity)』を起草し、IIRCへ提案してまいりました。この作業を通して、<IR>が社会の再構築に繋がる有効なツールとなるには、何よりもまず、企業が「統合的思考」によって経営されていることが必須であり、このような経営の一環として作成される<IR>が「伝える」だけではなく、「わかる」ものでなければならないと考えるに至りましたので、このようなシンポジウムを予定しております。 オフィシャルサイト http://www.wici-global.com/symposium2013/ プログラム詳細 http://www.wici-global.com/symposium2013/program.html ■開催時間: 9時00分?18時25分 ■開催場所: 大手町ファイナンシャルシティー コンフェランス・センター ■参加定員:100名 ■参加申込方法:事前申込制・無料 ○11月23日(土)一般社団法人大阪府中小企業診断協会・知的資産経営研究会主催 「知的資産経営WEEK2013 ?持続的成長につながる知的資産経営?」 ■概要: 知的資産経営は、持続的成長につなげるものであり、単に知的資産を示すだけでは意義がありません。今回のセミナーでは、持続的成長につながる知的資産経営のありかたを金融機関とともに支援を行った事例を中心に行います。また、知的資産の概念を広げた世界的な動きで ある「統合報告」についてもテーマとして取り上げています。 ■開催時間:13時00分?16時30分 ■開催場所:三宮研修センター(神戸市中央区八幡通4丁目2-12 カサベラFR2ビル) ■参加定員:約100名 ■ 参加申込方法: 研究会のWEBサイト http://chitekishisan.jp/からお申し込みください。 ○11月26日(火)一般社団法人東京都中小企業診断士協会主催 「知的資産経営WEEK2013 東京都中小企業診断士協会シンポジウム「会社の強みを『見える化』し、売上・利益を上げる経営手法」」 ■概要: 本イベントでは、まず知的資産経営のエッセンスをわかりやすく解説した後、知的資産経営の取り組み事例を会員の中小企業診断士より紹介します。さらに、実際に知的資産経営に取り組まれた中小企業経営者をお招きし、経営の視点より知的資産経営の効果を語って頂くとともに、実施の場面での苦労話など、生々しく討論頂きます。 ■開催時間:15時00分?17時00分 ■開催場所:中小企業会館(東京都中央区銀座2-10-18)9F大講堂 ■参加定員:100名(参加費無料) ■参加申込方法: https://sites.google.com/site/chitekishisankeieiweek2013/からお申し込みください。 ○11月26日(火)、12月3日(火)一般社団法人埼玉県中小企業診断協会主催 「知的資産経営WEEK2013フォーラム」 ■概要: 日本経済の活力を取り戻す鍵となる中小企業の活性化には、「知的資産経営」への取組みが極めて有効です。また、「知的資産経営」は、多くの中小企業経営者が直面する事業継承問題に、解決策をもたらすものです。そして、その普及には金融機関の役割が欠かせません。 この「知的資産経営」への理解を一層深めるためのフォーラムを企画いたしました。後半では、「知的資産経営」に取組んだ企業の実例を発表いたします。 ◇第1回 11月26日(火) ■開催時間:13時00分?17時00分 ■開催場所:飯能信用金庫 研修センター(飯能市稲荷町24-4 西武池袋線飯能駅下車徒歩8分) ■参加定員:約60名(参加費無料) 【参加対象者】行政・商工会関係・金融関係・一般企業 ◇第2回 12月3日(火) ■開催時間:13時00分?17時00分 ■開催場所:創業・ベンチャー支援センター(さいたま市中央区上落合2-3-2 JR埼京線 北与野駅下車徒歩1分) ■参加定員:約60名(参加費無料) 【参加対象者】行政・商工会関係・金融関係・一般企業 ■参加申込方法:一般社団法人埼玉県中小企業診断協会 http://sai-smeca.com 電話 048-762-3350、Fax 048-762-3501 ○12月13日(金)日本弁理士会主催 「知的資産経営WEEK2013 「統合報告とは?その現状と課題」?最新事例を踏まえて?」 ■概要: 今年度は統合報告を扱います。統合報告とは、財務情報に加え、企業の経営戦略、ガバナンス、知的資産などの非財務情報を投資家などに提供することをいいます。知的資産経営学会会長の古賀智敏教授の基調講演をはじめ、統合報告の第一線の研究者や企業関係者を迎えたパネルディスカッションを行い、統合報告について理解して頂くことを目指します。また、企業ガバナンスと企業リスク情報に関する調査報告も行う予定です。 ■開催時間:13時00分?17時00分 ■開催場所:ニッショーホール 大会議室(東京都 港区虎ノ門2-9-16 日本消防会館) ■参加定員:150名(参加費無料) ■対象者:中小企業関係者、一般、弁理士 ■後援:経済産業省(予定)、特許庁、中小企業基盤整備機構、日本知的資産経営学会、(一社)発明協会 ■参加申込方法:y.tonosaki-jpaa@nifty.comから申込み下さい。 ・お問い合わせ先:日本弁理士会事業部 担当:トノサキ TEL:03-3519-2361 ○2月7日(金)中小企業基盤整備機構主催 「事業承継・知的資産経営フォーラム2014『かくれた“強み”とその承継について考える』」 ■概要: 企業の永続的な発展には、“誰に”、“何を”つなぐかを明確にし、できるだけ計画的に承継を進めていくことが求められます。このうち、“何を”の 点については、企業の見えない資産や魅力そのもの(=知的資産)や、それらを見える化して発信する方法についても討論形式で考えていきます。 ■開催時間:13時00分?17時45分 ■開催場所:東商ホール(東京都千代田区丸の内3-2-2 東京商工会議所ビル4階) ■参加定員:300名(参加無料、12月中旬募集開始) ○2月17日(月)、3月19日(水)日本行政書士会連合会主催 ■概要: 今般、日本行政書士会連合会では、各地域における知的資産経営の普及拡大策として、 全国2か所(宮城・愛媛)にて、開催地の行政書士会と共催してシンポジウムを開催することとしております。各地の開催概要(予定)は以下のとおりです。 ◇愛媛開催 平成26年2月17日(月) ■開催時間:13時00分?17時00分 ■開催場所:メルパルク松山 ラフィーネA・B(最寄:道後温泉駅) ■参加定員:200名 ◇宮城開催 平成26年3月19日(水) ■開催時間:13時00分?17時00分 ■開催場所:仙台市戦災復興記念館 記念ホール(最寄:仙台駅) ■参加定員:200名 【参加対象者】中小企業事業者、中小企業支援機関、地方自治体、金融機関、行政書士等 ☆詳細・申込方法は、今後、日本行政書士会連合会HP(http://www.gyosei.or.jp/)にてご案内いたします。 ○3月4日(火)東京都行政書士会主催 「知的資産経営WEEK2013シンポジウム 「事業継続・事業承継に効果あり、知的資産経営」 ■概要: 知的資産経営が事業継続、事業承継等に確実な効果をもたらすことを、基調講演、パネルディスカッションを通し明らかにする。 ■開催時間:13時15分?16時15分 ■開催場所:渋谷区文化総合センター大和田「伝承ホール」(東京都渋谷区桜丘町23-12) ■参加費無料 ・問合せ先 東京都行政書士会 事務局 TEL:03-3477-2881 |
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